映画『a hope of nagasaki 優しい人たち』にサプライズ!
01/08/2020長崎に原爆が投下されてから75年目の節目に、今までマスコミなどではお話しをされてこなかった被爆者の方々10名の声を一本の証言ドキュメンタリー映画「a hope of nagasaki 優しい人たち」としてまとめ完成させました。
原爆投下の8月9日に長崎で完成上映会とそれを受けての平和についてのシンポジウムも行われます。当日は長崎の会場に伺う予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東京からのZOOMでの参加となり残念ですが、その日に長崎の方々に観てもらえる事に感謝です。会場はHafH NAGASAKI SAIで16時からになります。
また当日(8月9日)限定でYouTubeまたはvimeoでのオンライン上映会も予定しています。試聴の仕方等の詳細は後日お知らせいたします。
さらに素晴らしい吉報が!
ミュージカル界を代表する俳優の海宝直人さん、指揮者、作編曲家の森亮平さんが主題歌に参加していただける事になりました。
『レ・ミゼラブル』『アナスタシア』劇団四季の『アラジン』『ライオンキング』『ノートルダムの鐘』など数々の作品で主役、主要キャストを演じている海宝直人さんと、ミュージカル『ファントム』で音楽監督、『レ・ミゼラブル』『ミス・サイゴン』でオーケストラ指揮をやられている森亮平さんが、このプロジェクトに賛同いただき急遽参加が決まりました。海宝さんの歌声に、森さんがアレンジしたピアノの旋律が深い響きを刻んでくれます。
小野華那子さんが3曲を書き下ろし、アルパを奏でて劇中を響かせます。そして海宝さん、森さんのコンビによって歌い上げられる長崎への思いが込められた主題歌「坂道」が、悲しい過去を乗り越え未来に向けての平和への思いに彩りを添えてくれています。
音楽の素晴らしさを改めて実感できます。
コロナ禍の世相が、長崎に投下された後の世相ともの凄く似ていると感じています。
劇中に出てくる皆さんの一つ一つの言葉が今の世の中の状況に重なり、だからこそ被爆を乗り越え生きてきた方々の声をお届けしたいと思います。
焼き場に立つ少年の証言
15/12/2019先日、ローマ教皇来崎にあわせて、一本の動画を公開しました。
ローマ教皇が一枚の写真を手にし、そこに写る少年の姿に衝撃を受け、その思いを伝えるために全世界のカトリック信者にその写真を配布しました。
戦争がもたらすもの
原爆投下の日にこの少年と話をしたと言うおばあさんと出会い、彼女のインタビューと合わせて、同じようにNHKでも特集された村岡さんにもお話しを聞き、二人の証言を重ね合わせました。
少年が誰だったのか、どこにいたのかはわかりません。
長崎の人ではない、と言う諸説もあり、本当のことは歴史であるが故、はかりかねますが、ただこの時期に偶然とは言え、眠っていた証言が重なり合い、そのタイミングで法王も来崎されることの意味は深く感じています。
ただ、お二人が見た少年が同じ子であったとしても、その子と写真の少年が同じとは言い切れないところはあります。
そこは今後のさらなる検証が必要になると思っています。
大切なことは、少年が誰で、どこにいたのかではなく、当時はこの様な思いをしていた人たちがたくさんいた事を理解する事だと思います。
この様な事を繰り返さないためにも、少年の存在は忘れてはならないと思います。
この少年に限らず、戦争で苦しんだ方々はたくさんおり、眠っている声を少しでも届けられたらと思います。
また挿絵は、長崎被爆三世で自閉症の青年画家である、松下浩幸さんに描きあげていただきました。
SDGsの取り組みと言う事だけではなく、色々な困難を抱えながらも頑張っている方々の少しでもお力になれたらと、大したことはできないですが、チャンスとして携わっていただきました。
もう少し優しい世の中になるといいですね^ ^
動画はこちらになります。
https://youtu.be/O2nSJcFNFdY